↑up(ひみつの計画 目次) ←prev(どうする?)

ついに稼動!

 さくらネットへ書類を送った翌々日、JPNICからメールが届いた。

                                                        1999年 7月 24日
ひまじんのたわむれ
** **  様
                                              社団法人日本ネットワーク
                                              インフォメーションセンター


	ドメイン名に関する申請(届け出)受理通知

  当センター事務局は、貴組織からの申請を以下の通り受け付けましたので、お
知らせいたします。

  本通知は、申請を受け付けたことを連絡するものであり、登録/変更/廃止を
保証するものではありません。登録申請受理後10日以内に審査結果を通知します。
・・・。これは恥ずかしい(特に2行目の団体名)…。書類は紙に書いて郵送したので、どこかの誰かがキーボードで打ち込んだのだろうが…恥ずかしかったに違いない。でも、GR.JPドメインなんて、みんなどこもこんな感じだろう…きっと。
 10日以内待てばいいの?…と思っていたら、
                                                          1999年 7月 29日
ひまじんのたわむれ
** **  殿
                                              社団法人日本ネットワーク
                                              インフォメーションセンター
        
		JPドメイン名登録通知


  当センター事務局は、ドメイン名登録等に関する規則に基づき、下記の通り
ドメイン名の登録を行いましたので、お知らせいたします。

                                 記

  組織名:       ひまじんのたわむれ
  ドメイン名:   HIMA.GR.JP

                                                              以上
仕事速いって! さすがに何通かのメールでこの組織名宛にも慣れてしまった。
 どきどきしながらwhoisを引いてみる。出るよ出るよ!しかも、登録者はJPNICハンドルをもらえてしまった。代表・副代表には与えられなかったみたいなのに。これで、今後私がJPNICに申請する際は個人情報を書かなくてもハンドルを書けばいいだけになってしまったわけ。その代償として(!?)個人情報が世界中から閲覧可能になってしまったけど。
 しばらくして、さくらネットからもメールが来た。計算機は宅急便で送るか、持ってきてくれればいいと。もちろん宅急便で送るのが、速い…が、
##記念写真でも撮ろうかと思ってたのにぃ
という(h)氏たっての希望をかなえるために、我々はあえて自分たちで搬入する選択をとった。
 8月8日。某女史邸から弁天花火観賞後、某飲み屋にて(h)氏と共犯者のtAko氏、そして私の3人は祝勝会を開催。翌日の11:00に堺筋本町駅に集合するという約束を交わし、決戦に備えた。ちなみに(h)氏は西明石の妹さん宅に投宿するとのこと。日付が変わった頃に岸辺駅で18きっぷに日付を入れてもらって、彼は西へ旅立った。荷物を大阪駅のコインロッカーに残したまま…。
 翌日…。私は少し遅れて、11:10に堺筋本町駅に到着した。悪いことをしたなぁと思ってあたりを見渡すと…、
誰もおらんやんけ!
 11:20頃、tAko氏到着。(h)氏が着いたのは11:30頃であった。なんというか、我々らしいというか…。
 住所や地図を見ながらいくも、ビルを行き過ぎたりしながら、正午頃さくらネットに到着。中は、予想通りというか何というか、そんな感じのところであった(どないや?)。設置して記念撮影…といきたいところであったが、あいにく配線工事中とかで設置はもう少し後になるとのこと。仕方なく事務所を出た廊下で(h)氏のデジカメで記念撮影。[Hima]のトップページの写真がこのときのもの。誰が誰かは、マウスを置けば分かる…かな?

 その日の夕方くらいまでは、IPアドレスを直接指定しなければアクセスできなかった。(h)氏と夕食を取って別れ、家に帰って何気なく名前引きを試みると…
つながった!!
 あの、イケてない(?)3人の写真につながるではないか。かくして、ドメイン取得斗争は、我々の圧倒的大勝利のもと終結した。

(おわり)

まとめと考察(4)


結論

 我々と同じ環境で作るのはめんどくさくても、サーバを業者に置くのであれば、次のような予算で、独自ドメインをもった専用サーバの運用が可能となる。
 1人で出すのは少々きついが、何人かで「任意団体」を作れば払えなくない額ではないだろう。プロバイダに余分に金を払ってメールアドレスやWWWスペースをの追加してもらうことを考えれば、それほど大きな負担ではないとも思われる。
 専用ではなく他のユーザとの共用でよければ維持費はもっと安いものもある。また、これ以上高い値段を要求されるのであれば、自宅や事務所にOCNエコノミーでも引くのがよいと思われる。
 独自ドメインを取って何がうれしいのか? 色々ある。プロバイダを変わっても、メールアドレスやURLを変更しなくても済む。しかし、なんといっても
自分たちだけのドメイン
であることが最大のうれしさである。(h)氏はいう。
僕としては、今年~来年あたり独自ドメインの取得が流行って、2年後では
hima.* なんてドメインは誰かに取られてしまっているだろう、
と読んでます。

#当たるかどうか分かりませんが。
 私もこの説に賛同する。計画を遂行する中、大学生協で「ドメインの取り方」なる雑誌(ムック)が売られているのも目撃した。インターネットの次のブームはドメイン取得だ…と私も思っているのですが…、あなたもひとつ、如何?


今回、事情があっておよそ9年ぶりに文書の更新をしました。かなり興奮しながらHTMLを起こしていたのを覚えています。ドメイン取得の敷居も、サーバの設置も簡単になり、色々時代は変わったなぁと思います。ちなみに、JPNIC改めJPRSは相変わらず超高速で仕事してくれます。