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平成10年8月30日日曜日

●心地よい二日酔い!?

 「朝御飯ですよ~。」と誰かが知らせに来てくれたのですが、私はちょっと二日酔いのようで、すぐには起きれませんでした。しかし、さっさと食べてしまわないと、今日の予定もどうなるかわかりません。着替えて、朝食を摂りに行きました。
 朝食後、2手に分かれて出発しました。殆どの人は宿のバスで帯広駅に向かいましたが、私を含めて4名はレンタカーで芽室駅に向かいました。新嵐山荘は芽室のほうが近いのです。芽室駅で今晩の宿となる「おおぞら13号」の指定席を取りました。今晩はサッポロビール園で斗争をすることになっていたので、自由席に並びたくはなかったからです。今日はどうやら鉄道は動いているようです。無事、座席指定を受けたあと、2人はレンタカーで旭川に向かい、私と3回生の野村くんとがここから列車に乗ることになりました。しかし、野村くんは昨日のお酒で調子がよろしくないようで、ずっとベンチに座っていました。朝食も摂っていないとか。大丈夫?

●さて、どこへ行こう。

 ホームに出てみると、「スーパーおおぞら2号」が通過していきました。帯広に向かった人たちはほとんどあれに乗っているのでしょう。しばらくして私たちの乗る「快速・狩勝」がやってきました。キハ40-764の単行で、とっても混んでいました。帯広から乗っていた数人と合流します…が、混んでいたため

座られへん!

吊り革を持って、立っていることにします。十勝清水で少し乗降があり、座ることができました。しばらく走って、新得ではわりと人が入れ替わりました。この後どうするかあまり決めていませんでしたが、夕方までに札幌に着けば良いので、富良野へ寄っていくことにします。野村君は…「増毛に行きます」とのこと。富良野で降り、滝川行きの快速を見送ります。

●ふらの

 富良野駅のみどりの窓口で、「ラベンダーエクスプレス」の指定券を取って、15:20まで富良野で時間を潰すことにします。ついでに硬券入場券も買いました。駅前に出るとセブンイレブンがあったので、そこで昼食用の食料を買いました。駅前で食べていくには少し早い時間でしたが、今日はこれから列車の撮影をしようと思っているので、その途中にでも食べようと思います。
 駅前を北に向かい、富良野線の鉄橋附近に構えます。しばらくするとノロッコ号がやってきました。橋のそばには同業者もチラホラ。晴れていれば、十勝の山々をバックに…となるのでしょうが、あいにくの曇り空なので、適当に背景を処理しなくてはいけません…というほど私には時間がなかったので、たどり着いたところで撮りましたけど。それにしても

本当にノロい!

その後、線路を越えて、石勝線の方へ向かいます。ほどなく、貨物列車がやってきました。ノロッコ号を撮っていた他の人たちはまだ富良野線側にいるようです。貨物時刻表なんて、チェックしてないんでしょうか。自分だけがその列車が来ることを知っていると、思わず優越感に浸ってしまいます(逆のことも多々ありますけど…)。その後、富良野川の川原で昼食を摂り、富良野線や石勝線の列車を撮っていましたが、目の前にある「ふらのワイン城」が

気になって仕方がない

ので、行くことにします。レンタカーや観光バスが通っていく隣を歩いて登ります。でも、撮影をしていた場所で半分以上来ていたようで、すぐに到着しました。
 ワインの製造過程は、前日に行った池田のワイン城とほとんど変わりません(当たり前か…)。そんなわけで、試飲コーナーに期待します。池田では赤の1種類だけでしたが、富良野では白2種類とロゼの合わせて3種類が頂けました。当然

3種類とも

頂きました。ワインを飲むと二日酔いの頭痛が少し治まったみたいです。ひょっとしてこれは

迎え酒!?

になるんでしょうか。ワイン城前から駅まではふらのバスで150円だったんですが、まだしばらく来なさそうなので、歩いて戻ることにしました。時間もまだ十分にありますし。行きはウロウロと回っていたので結構遠回りをしていたようですが、帰りは石勝線沿いをまっすぐに駅に向かいました。
 富良野駅ではあまり時間がなく「ラベンダーエクスプレス」に乗りました。(ちなみにこの駅のみやげ物売り場はラベンダーのにおいで充満されています。) 「ラベンダーエクスプレス」はクリスタルエクスプレス編成でした。乗って出発を待っていると、ホームの反対側に「リゾート田園休暇ふらの」が到着しました。フラノエクスプレス車輌も今年で引退だとか。まぁ、元がキハ80系ですからねぇ。そんなことを考えていると、フラノエクスプレスのドアから大きな荷物を持った

見たことのある顔

出てきました。2回生の古村くんです。彼は先頭の方へ行って、両方の車輌の写真を撮っているようです。邪魔をしてやろうと携帯電話を鳴らしてみますが、無視されてしまいました。しばらくして彼も「ラベンダーエクスプレス」に乗ってきました。声を掛けるとビックリした様子。「人が写真を撮っているときに見計らったように電話をかけてくるなんて…」いえいえ、本当に見ていたんですよ。
 古村くんは、「滝川で調べてもらっても、1番(先頭の展望席部分の座席指定)は取れへんかったんですよ。」と悔しそうに話していました。車掌に、指定券を持った人が来るまで先頭に座っていいかを聞いた後、彼は前の方へ行ってしまいました。私も1輌目(4号車のキハ183-5102)の真ん中あたりに乗っていましたが、少し眠たかったので、車窓を見ながらウトウトしていました。結局、最後の停車駅の滝川を過ぎても、先頭部分は空席のままでした。

指定券をとったらちゃんと乗れ~!

とどなりたくもなりますが、空いているのを放っておくのももったいないので、私も少し先頭へ行ってみることにします。やっぱり迫力があります。そのまま、札幌到着直前まで先頭に座っていました。

●ビール斗争へ!

 札幌に着いて、待ち合わせの東口前に向かいます…と、その時、何となく荷物が少ない気がしました。あ、

傘を車内に忘れてきた!

なくすんだったら、安いほうにしておけば良かった…(あとから考えたら、すぐに取りに戻れば良かったのではないかと思うのですが…。こうやって忘れ物は溢れていくんですね)。
 気を取り直して、ベンチでメールのチェックなどをします。みなさん、興味が有るのは分かりますが、人が作業をしているのを横から

覗くのはやめましょう。

特に、メールを読んでいる時は…。
 予定よりちょっと遅れて、1人足りなかったんですが、タクシーでビール園に向かいました。5人と4人に分かれて…。いくら細めとはいえ、

後部座席に4人は辛いですぅ~。

しかし、無理した甲斐があって、交通費は安く上がりました。
 現地に着くと、なんと、足りなかった1人もいるではないですか!これで10人揃って、斗争の始まりです。私は

このために北海道に来たんですぅ~!

ジンギスカン

食べ放題

そして生ビール
飲み放題

です。制限時間は100分。とにかく食いました。とにかく飲みました。飲みました。飲みました…。ちょっと飲みすぎたかもしれません。終わってみると、数人倒れています。入口附近で酔いを覚ましながら介抱します。ほとんどの人が今晩は夜行列車なので、まだまだ時間があります。潰れている人はしばらくベンチに横にしておいて、今日来なかった人に電話を掛けまくってしまいました。掛かってきたほうは、突然酔っぱらいの相手をさせられて、迷惑だったでしょうね…。ある程度たったところで、駅のほうへ向かいます。歩けない距離ではないんです。特に、酔いを覚ますにはちょうどいいくらいの距離です。
 駅に着くと、酔い潰れた1回生を宿に送ってきたメンバーたちとも合流しました。コンビニでウーロン茶などを買って、榎くんと古村くんと、「おおぞら13号」に乗り込みました。指定席は半分くらいあいていて、南千歳を過ぎると、車掌が1人で1ボックスを使っていいと言ってくれたので、そのようにします。ビールの酔いも手伝って、すぐに眠りにつきました。

…つづく。


列車名乗車駅発車時刻到着時刻下車駅乗車距離
快速「狩勝」芽室9:3011:19富良野111.9km
ラベンダーエクスプレス富良野15:2817:36札幌138.1km

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